永遠に残る化学物質「PFAS」

2023年2月7日etc-.



「PFAS」という有機フッ素化合物をご存知ですか?

耐熱性・撥水撥油性・耐薬品性などの特徴があり、
撥水(油)剤・コーティング剤・乳化剤・消火剤など関連する様々な製品に用いられ、世界中のほぼ全ての人が使っていると言われている物質です。
英語で「forever Chemicals (永遠に残る化学物質)」とも呼ばれ、自然の環境では分解されにくく、半永久的に残るそうです。

流動性が高く、製造過程や使用中 また廃棄する際に製品から成分が漏れ出しやすいため、水や食品を通して体内に入ってしまう危険性も高く、米国では癌や甲状腺疾患など様々な健康被害との関連性が報告されおり、世界的に問題視されています。

昨年1月、米マクドナルド社が2025年までに全ての包装容器からPFASを全廃すると発表しました。米ファーストフードで、食品容器の撥水(油)加工に使われるPFASが溶け出し無意識に摂取していると、疫学調査で判明したからです。
米国内では2000年初頭から、これらの物質製品が製造されない傾向にあり、マクドナルドの全廃は決して先進ではありませんが、日本では近年まで話題にも上がりませんでした。



先週のことです。
日本マクドナルド社は一部店舗で先行導入していた紙製のストローや木製スプーン.フォークなどについて、全店舗に広げると発表しました。
マイクロプラスチックの問題については日本でも意識が高いですが、世界で当たり前になりつつあるこのPFASについて、知っている日本人はきっと少ないでしょうね。実をいうと、日本は政治的様々な理由で都合の悪い話は表に出にくいのです。

便利な世の中になり、お腹が空いたら何の苦労もなく 空腹を満たせる現代ですが、その反面、想像もしていなかった沢山の病気が生まれ、これからも新たな病気は増えると専門家は言います。


口に入るものは後に血となり肉となります。
自分の責任によってどのような生涯に繋がるか、考える時代になっているかもしれません。

etc-.

Posted by Riku.