お米アレルギー
アレルギーと言うと「小麦・卵・乳」が代表的な食材ですね。特定(準特定)原材料28品目にも無いのでピンとこないと思いますが、日本人の主食である「お米」にもじつはアレルギー成分が含まれていて、40万人もの人に症状が出ているそうです。
昔から、餅米を食べ過ぎるとアレルギーになる。と聞いたことはありましたが、主食であるお米もとなると少し恐怖を感じます。
まだ解明はされていないようですが、アレルギー発症源と思われる問題は、
○ 品種改良・お米に含まれるでんぷん質
○ 欧米化した食生活の変化による腸内環境の変化
○ 残留農薬
過敏性腸症候群(IBS)の場合、ご飯だけでなくパンや焼き菓子なども米粉がメインですし、お米の摂取量は自ずと多くなりますね、変えの効かない大事な主食です。
お米は本来 消化が良く 腸に負担が少ない食材でもあるので、お米が不可になったら食べられるものが無くなってしまいそう…と不安に思う方もいらっしゃるかと思います。
日頃の予防が重要になりますね。
とはいえ、
その予防はそんなに難しいことではありません。品質を確認して購入すれば予防が出来ます。
品種改良された最近の新品種は もちもちした低アミロース系 (※冷めてもモチモチ美味しいご飯) のお米が多いんですが、それがアレルギー源の可能性が高いと言われているので、古くからある品種や、ササニシキ.北海道ゆきひかりなど、粘り気の少ないあっさりした食感の高アミロース系うるち米を選ぶと良いと思います。
残留農薬の問題は、無農薬米を購入すれば解決!と言いたいところですが、高価なので毎日取り入れるのは経済的に厳しいですよね。半量、少量だけでも無農薬米に変えれば体内に入る残留農薬を減らすことは出来ますが、
この物価高、毎日のことでもあるので それもなかなか難しいかもしれません。が、しっかりお米を研ぐだけでも残量に違いは出るそうです。
もともとお米の残留農薬の基準は厳しく、精米→研ぐ→炊飯する事で農薬の95%が除去されて、本当か嘘か、ほとんど口には入らないと聞きます。
精米前である玄米(胚芽米)についても、程度は分かりませんが、農薬や添加物の化学物質を排除するデトックス効果があります。
なかなか完全除去とは言えませんが、農薬問題より「品種改良された低アミロース系」のお米を一番に重要視した方がアレルギーの予防に繋がるのでは?と個人的には考えています。
また「 せめてお米だけでも美味しいものが食べたい!」と お米に拘る方も多いと思いますが、炊飯で少量の料理酒や油を加えて炊くのも食味の向上になる一つの手です。摂取可能な方は参考にしてください。
IBSだと制限ばかりの大変な食生活ですが、知識と工夫で少しでも楽しい食事になるよう、乗り切っていきましょうね!
🍙 余談ですが。
この投稿を上げるに際し、何店舗かスーパーのお米売り場を回ってきました。
昔は当たり前に売っていたササニシキですが、残念ながら一店舗しか扱われていませんでした。
ほとんどが新品種で、値段の隣にあるキャッチコピーが「もちもち」。
低アミロース系しか選べない売り場で、予防など出来ませんね。
ちょっとかなしい。。。
みなさん、お米はネット購入してください。
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