アミノ酸スコア
🍙 プロフィール欄に「注意事項」がありますので、調理前に 必ず お読みください。
人間の体は60%が水分、その残りの半分がたんぱく質。と以前にもお伝えしていますが、体の大部分を占めるたんぱく質は 発育や健康維持には必要不可欠であり、生きていく上で なくてはならない成分です。

そのたんぱく質は、アミノ酸という成分で構成されています。この世に存在するアミノ酸は数百種と言われていますが、人間のたんぱく質を構成するのはそのうち20種類で、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類されます。
体内で作ることが出来る非必須アミノ酸に対し、食べ物でしか取り入れられない必須アミノ酸は9種類あり、そのうち1種類でも含有量が少ないと、良質なたんぱく質が作られにくくなります。
また、たんぱく質が不足すると 糖分を欲するようになります。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が低下するため、不安になったり落ち込みやすくなり、脳がそれを一時的に発散させようと、糖分を欲する身体になるためです。
アミノ酸スコア
食品に含まれる たんぱく質含有比率を評価する指標のことを「アミノ酸スコア」と言います。
食品に必須アミノ酸がどれだけバランスよく含んでいるかを示し、スコアが100に近いほど良質なたんぱく質食材と言え、体に有効利用されます。
小食だったり 食材に制限のある IBSにとって、たんぱく質を摂るうえで指標があると助かりますね!
以前からお伝えしていますが、
体を寛解させるためには、とにかく 良質なたんぱく質を意識することが最優先!と私は考えています。
たんぱく質不足だと、体重.筋力.免疫力.集中力.思考力などの低下、貧血、疲労感、むくみ、肩こり、冷え性、骨が弱くなる、薄毛、肌トラブルなど、沢山の症状が現れやすくなります。
なにより、たんぱく質が少ないだけで 病気の回復に時間がかかります。
身体の大半がたんぱく質で作られているのですから、なんとなく理解もできますね。
お肉など問題なく食せる方は、たんぱく質を毎食取り入れて摂取量を増やし、活性化を意識してください。魚缶や「乾物」も常備しておくと便利です。
参考になるか分かりませんが IBSではない私でも、お肉や魚以外に、毎日 卵を2個以上は食べています。
摂取が難しい方は、投稿「お腹に優しい蛋白質の摂り方・味噌汁」や ボーンブロスシリーズでたんぱく質を摂取できる体作りから始めたり、鱈などの消化良い高たんぱく質食材を少量でも構わないので、意識して日頃から摂取すると良いと思います。
時間は要しますが、栄養と真剣に向き合えば、一年後 二年後・・・は、必ず今より先へ進めているはずですよ!
(注) 糖尿病や腎機能が低下している人は、摂取量に注意が必要です。
アミノ酸スコア100 (100に近い) 食材
・ 肉類
赤身肉には豊富な鉄分やミネラルも含まれているので、たんぱく質の吸収が上がり 栄養も摂れます。
・ 鶏卵
うずらの卵だと、より栄養価が高いです。詳しくは投稿「うずらの卵」・「たまごの摂り方」・「半熟卵の作り方」で。
・ チーズなど乳製品
種類によりHigh fodmap。
・ 鮭や鰹など魚類
全般的に魚介類は高たんぱく質。
・ 蒲鉾
安価な蒲鉾は High fodmap食材が多いので、材料要確認。
・ 海苔
乾海苔や生海苔は、ポルフィラン多糖という成分が含まれ消化しにくいが、加熱変性するため、焼き海苔は消化の悪い食材ではなくなる。食物繊維は含まれる。
・ 大豆や枝豆
全般的に豆類は高たんぱく質。(量や種類によりHigh fodmap)
・ サプリやプロテイン
商品により アミノ酸スコアと fodmapが異なるので原材料要確認。
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