非常食・餅

2024年9月15日etc-.

投稿「非常食・炊飯」で、災害時の炊飯方法をお伝えしていますが、意外に盲点な「お餅」も非常食に利用出来ますので、ご紹介したいと思います。 

お餅はカビやすい食材の代表格とも言えますが、市販されている個包装された切り餅は、カビが混入しないよう徹底した無菌管理をされ、賞味期限の長い商品が多いです。それを非常食用として購入してください。
「さとうの切り餅」や「越後製菓」などの大手メーカーだと、一年以上の商品もあります。

夏前に購入しても、翌年の正月にお雑煮に使えるだけの賞味期限があり、無駄にはならないと思いますので、確認して逆算されると良いと思います。


餅米には、熱を逃しにくい成分アミロペクチンが含まれており、胃を温める効果があるので、昔から冬場に食べる習慣があったようです。
冬場の災害時には必要な食材になりそうですね。

ただ、餅米の食べ過ぎはアレルギーの原因になりますので注意が必要です。
昔から正月のお雑煮や祝い事でお赤飯の素である餅米を食べる習慣がありますが、それは摂り過ぎないために特別なご馳走として扱われていた理由もあるようです。
簡単に手っ取り早く食せる便利な食材なので、つい食べてしまいがちですが、常食するのはご注意くださいね。
(関連するお米については、投稿「お米アレルギー」をご覧ください。)

災害時の食事に!
フライパンに「くっつかないアルミホイル」を敷いて、その上に餅をのせて焼く。
蒸し焼きにすると焼き時間を短縮できます。
焼けたら醤油をつけて、常備食材になる鰹節や乾燥小エビ等を絡めて板海苔で巻く。

※ バターがあれば(摂取できれば) 合わせるとより美味しくなるだけでなく、油脂はエネルギー源なので血行が良くなり、災害時にかかりやすい低体温の予防にもなるのでオススメです。


非常食投稿でもお伝えしていますが、カセットコンロとカセットガスは必要ですので、必ず備えておいてください。また、災害時はSNSが繋がりにくくなるため、この内容をプリントアウト、もしくはメモして、防災道具と一緒に保管することをオススメします。
関連投稿 「非常食・炊飯」「非常食・停電時」「非常食・缶詰」もご覧ください。

最近は地震が相次いだことから、南海トラフ地震について 数多くの情報が飛び交い、不安になっている方も多いと思いますが、メディアが公表しているほど不安になる必要はないようですね。地震大国である日本ですので、各々が避難道具の備えをしておくことはとても大切ですが、新聞記者の小沢慧一さんが「南海トラフ地震の発生確率80%」は水増しされていたことを突き止め、昨年末には菊池寛賞を受賞しています。
興味のある方は、検索してみてください。

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Posted by Riku.