海苔
🍙 プロフィール欄に「注意事項」がありますので、調理前に 必ず お読みください。
Low fodmapと言われている海苔は 利点の多い食材です。
常々 「乾物」の効果はお伝えしていますが、今回は海苔の栄養について深掘りしたいと思います。

ビタミンC
この栄養素は熱に弱いと言われていますが、海苔に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいので、調理に向いています。
食物繊維
IBSには負担のかかりやすい成分ですね。
残念ながら、海苔にも含まれています。
ですが、野菜に含まれる食物繊維とは違い、海苔の食物繊維は柔らかいため、胃壁や腸壁に負担が少なく、整腸作用もあると言われています。
たんぱく質
大豆や動物性食品に多く含まれているイメージがありますが、海苔にも豊富なたんぱく質が含まれています。
海の産物は陸の産物よりも消化が早いので、お肉が苦手な方にも摂りやすい食材です。
ビタミンB
ビタミンB1・B2が含まれています。
疲労回復効果が高く、糖質を効率よくエネルギーに変えてくれる作用があります。
おにぎりに海苔が巻かれているのは日本人にとって当たり前の食べ方ですが、これはとても理に語っており、糖質(お米)の消化をビタミンB(海苔)が助けてくれています。

海苔全般サイズおよそ2枚で、1日に必要なミネラルが摂れると言われています。
2枚を食すのは難しいですし 毎日頑張って食べ続けるとヨウ素の過剰摂取になり兼ねないので、無理に食す必要はないですが、
例えば おにぎり一つに半分の板海苔を巻いて食すだけで 1日に必要な25%が簡単に摂れることになるので 目安になります。

奈良時代から生海苔を食べる習性があった日本人は、海苔に含まれる多糖類(ポルフィラン多糖)を分解する酵素を持っているため、数少ない 生海苔を消化できる人種であり、腸内環境を整えてくれる作用があります。
これは日本人特有の作用です。
ただ 個体差のあるIBSの場合、心配な方もいらっしゃると思いますので、焼き海苔を購入するか 火に炙ってから試してみてください。
ポルフィラン多糖は加熱することで成分が壊れるので、通常 問題なく食せる食材に変わります。
海苔はお安い食材ではないかもしれませんが、金額に見合った栄養素が含まれていますので、
・ おにぎりを食す時は必ず海苔を巻く。
・ 副菜の上に刻み海苔を散らす。
などの工夫をされると栄養補給に繋がります。
調理不要食材ですし、非常時などでも簡単に栄養バランスを整えられますので、食せる方は ぜひ常備してくださいね。
🍙 海苔は火で炙ると本来の香りと旨味がグンと引き出されるので、開封直後でなければ、炙って利用した方が美味しく頂けます。







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