パクチー
🍙 プロフィール欄に「注意事項」がありますので、調理前に 必ず お読みください。
パクチーというと どのようなイメージを持ちますか。
タイ料理に欠かせない食材?
それとも あの香りから、カメムシが浮かびますか ? (笑)

強い香りから 好き嫌いが分かれる香草ですが、
2016年にはパクチーブームが起きて、タイ料理の外食産業が一気に増えました。
「パクチスト」なんて言葉も生まれましたね。
そのブームも定番になる前に消えてしまいましたが、
パクチー. 香菜(シャンツァイ). コリアンダーと 国によって呼び名が異なり、各国で食されている香草です。
食味や栄養の効果が高い食材として扱われており、中国では漢方薬に。アメリカでは先住民が感染予防に用いていたとも聞きます。
栄養成分は、βカロテン. ビタミンC. カリウム. カルシウム. 食物繊維. 鉄 などが含まれ 栄養価の高さが伺えますが、芳香成分の一つ「リナロール」はパクチーの特徴とも言える成分で、腸内ガス蓄積防止、消化作用、消炎作用など、IBSには嬉しい整腸作用があります。
また、香り高い香草だけに芳香成分は1種類に留まらず、冒頭でカメムシのにおいを連想する発言をしていますが、じつはパクチーにはカメムシと同じ2種類の芳香成分も含まれているので、あながち間違ってはいないのです。
さらに効果はそれだけでなく、カドミウム. 水銀 など体内に溜まった重金属の有害成分を無害化するキレート作用もあります。
「体内になぜ金属??」と思われるかもしれませんが、気付かないところで何気に体内に取り込まれているんですね。
例えば 予防接種ワクチンに含まれる、殺菌.保存目的の水銀やアルミニウム。
戦後以降に産まれた日本人は、大半の方が接種しているんじゃないでしょうか。
投稿「感染予防・4 亜鉛」でも重金属の解毒法をお伝えしていますが、これらが体内に貯まると原因不明の倦怠感や体調不良になりやすく、それらを無害化する効果がこのリナロールにはあります。
重金属を排出してくれる食材はそう多くはないですし、さらにLow fodmapとなると限られてしまいますので、パクチーの香りが苦手でなければ ぜひご利用ください。
タイ料理の使い方から 生食するイメージの強い食材ですが、加熱しても栄養素の損失が少ないため、お浸しにしたり、スープに加えても良さそうです。
レパートリーも広がりますので、余って傷めてしまうような事も なくなりますね。
🍃
育てることもできます。
パクチーは種を植えてから二ヶ月ほどで収穫出来ます。
一年草なので枯れてきたら終わりですが、種をとっておけば (品種改良されてなければ) また収穫出来ます。
一年を通してスーパーで購入できるハーブですが、旬は春〜夏で 二月下旬に種を蒔くと4月に収穫でき、土に落ちた種が翌年発芽する場合もあるそうです。

コリアンダーはパクチーの英名でパウダー状になって売られていることが多く、種が粒状のままのコリアンダーシードも売られています。
主に種子の部分が多いのでリナロールの効果は減るかもしれませんが、スパイスとして使いやすいため、パクチーが苦手な方や市場に出回らない時期は、香りの少ないこちらを利用されると良いかと思います。
ハンバーグなどに混ぜると使いやすいですよ。
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