20年・つづき

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そもそも息子が病弱に産まれたのは、結局は私の体が弱っていたからだと、「食」を勉強していくにつれ 理解しました。


私の両親が共働きだったため 子供の頃から加工食品の食事が多く、大人になると 胃腸が弱いのにお酒が好きで暴飲暴食。
新型栄養失調という、パンやパスタ.炭水化物ばかりでミネラルの少ない食事。
でも太るとダイエット。
添加物の言葉を知っていても全然気にせず、
面倒な調理を避け、旨味調味料の加えられた加工食品ばかりを選ぶから、仕事で消耗した体力の回復も ストレス発散も出来ないまま 疲労を溜め込んで・・・。

日本人のよくある一般的な食生活にも見えますが、
そんな母体から産まれた子供が健康である訳がないですよね。
息子も胃腸が弱く アトピーやアレルギーを発症し、食の細い体になってしまったのだと、あの頃は反省と後悔の日々でした。

でもそれからは 必死に息子の栄養補給と体質改善に努め、アトピーの完治はできないものの軽減はし、食物アレルギーは無くなって 前述したように強い体になりました。



食による効果というものを 経験から理解した訳ですが、
食とは面白いもので、
息子が大学生になり、時間が合わず家の食事を摂らなくなると、食べ物により 性格も変わってくるんです。

外食ばかりで、小腹が空くとコンビニで調達するジャンクフード。
ほとんど野菜も摂らず、栄養の少ない加工食品や添加物ばかりを食べていると、性格が変わっていくんですね。

この詳細については今度お伝えしますが、一年間そんな食生活をしていると精神的に穏やかでいられなくなるんです。毎日なんとなくイライラしている様子。
その頃の息子は会話をしていても返答は「別に」ばかりで会話にならないことも しばしば。
大きなストレスの溜まる環境にいた訳でも 反抗期でもないのに、無口でいることが多かったんです。
(世の中にはこのような子が多いので、これも普通と思ってしまうかもしれませんね。)

これは良くない!と食の大切さを理解させ、出来るだけ食事も家で摂らせるようになった今では、昔のように明るくなり、自分から会話することも増えました。



食事はとても大切だと身をもって実感したので、こうして私は栄養について目覚め 今に至っていますが、
うちのIBSさんの食管理(FODMAP)が始まった頃、食べられる物がない(泣)…と落ち込みつつも、栄養の基礎知識はあったので、改善の可能性はある!と希望を持つことは出来ました。
知らなければきっと、食せる加工食品ばかりを探して改善のないまま 活動も制限され、どんどん生活の質が落ちていったと思います。

20年という長い月日は、苦労の多い時間ではありましたが、諦めず頑張ってきたおかげで当時の経験が活かされ、過敏性腸症候群の治療にも役立っています。



ちょうど一年前の投稿で
「一年後が今より少しでも良くなっていれば、頑張って良かったと思えるはず。一年なんて あっという間」と話しています。
今年は世の中の情勢が大きく変化する年だと思っていたせいか、本当に一年があっという間に感じましたが、
日々の努力によって、夏には 国産うどんが食べられるようになり、先月は3年ぶりに 餡クロワッサンも食べました。病院で処方されている薬は変わらず服用していますが、腹痛は軽減しました。

毎日 栄養を意識して作る食事は 骨の折れる作業ではありますが、
お伝えしているように、一年前と比較すると少し進展が見られているので「頑張ってきて良かった!」と思えています。


努力は必ず、何かしらの形で成果を出してくれます。
皆さんにとって有益な情報をこれからも発信していきますので、
来年も一緒に頑張っていきましょう!

今年もご覧くださいまして、ありがとうございました。


etc-.

Posted by Riku.