秋刀魚の佃煮風さっぱり煮
🍙 プロフィール欄に「注意事項」がありますので、調理前に 必ず お読みください。
大抵、魚の名前は漢字に魚へんが付くものですが、サンマはその名の通り「旬が秋で 刀のように鋭く細い魚」なので、秋刀魚と書きますね。
昔はお安く庶民の味だったはずなのに、値段の高騰とサイズが小ぶりになって、年々、買いづらい食材になっています。
8月には一尾700円で取り引きされていたニュースが流れていましたが、秋刀魚漁はオホーツク海で7月下旬から始まり、その頃は主に北海道で生食されます。
9月下旬〜10月下旬がもっとも脂がのって美味しい時期になり、水揚げ量も一気に増える(はずの)時期でもあるので、最近スーパーでは一尾¥140ほどで見かけるようになりました。まだお安いとは言えませんが、きっと今年の相場ではこれが最安値かな?と思っています。
700円で取り引きされていた頃に比べれば、やっと!ですね。
秋刀魚には青魚特有の栄養素である「DHA・EPA」が有名です。その他にもビタミン類、カルシウムなどが豊富。
まずは大根おろしを添えた塩焼きで食べたいところですが、焼いてしまうとその栄養素が流れ落ちてしまうので、その栄養素を逃さない違った食べ方をご紹介します。
塩焼きの次はコレで!
秋刀魚の三枚おろしがあれば短時間で作れます。ご飯のお供にぜひご利用ください。
(材料 さんま3尾分)
さんま(3枚おろし) 3尾分
料理酒 60ml
みりん 20ml ※42gまでLow fodmap
酢 60ml
醤油 10ml
砂糖 大さじ1
メープルシロップ 大さじ1 ※ 表面張力しないように。
生姜 1片分
粉末昆布だし 少々(※ 摂取不可の場合は除いてください。無くても作れます。)
※ 魚の三枚おろしは、お願いすれば さばいてもらえるお店は多いです。
※ みりんが摂取可能なら、メイプルシロップを省き、みりんを40mlに変更を。
1. 三枚おろしにした秋刀魚を三等分に切る。
生姜をすりおろし、醤油.酢.砂糖.メープルシロップ.粉末昆布だしと合わせる。
2. フライパン(鍋)に料理酒.みりんを入れて1分ほど強火で加熱し、アルコールを飛ばす。※ 引火しやすいので注意を!目を離さないように。
※ 甘露煮やかば焼きなど、似た味付けのお料理がありますが、多めの料理酒.みりんのアルコールを飛ばしてから作り始める調理法が佃煮です。
アルコールが飛んだら一度火を弱めて、1. の合わせ調味料と、皮面を下に秋刀魚を入れる。
中火の強火で蓋をして4分〜4分半、加熱をする(二分ほど経ったら一度ひっくり返す)。※焦げるようなら中火で5分ほど火にかける。
汁が煮詰まり、秋刀魚に火が通れば取り出す。
過敏性腸症候群の患者さんは 小食の方が多いようにお見受けします。摂取量が少なければ それだけ栄養も減りますし、(IBS)下痢型の場合は栄養を吸収する前に排出されてしまうので、長期にわたると栄養失調になる恐れもあります。
じつは健康な日本人の9割が 隠れ栄養失調と言われています。それは炭水化物過多.ミネラル等栄養不足の食事が日常化されているためで、問題なく様々な食材を食べている人でさえ不足している現状があるので、量が少なくても効率良く栄養が摂取できる食事がとても重要になるわけです。
この料理のタレには、身から流れ出た栄養素 (DHAなど) が含まれているので、汁も残さず食べてください。ご飯にのせていただくと、かば焼き丼のようにタレがご飯に染み込んで、栄養を逃さず召し上がっていただけます。
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