けんちん汁
🍙 プロフィール欄に「注意事項」がありますので、調理前に 必ず お読みください。
けんちん汁は、小さく切った野菜や豆腐を油で炒め、醤油で味付けした汁物です。
元々は鎌倉にある「建長寺」の精進料理でしたが、けんちょうじ汁が鈍って、けんちん汁と呼ばれ 広まったそうです。
地域性があり、具材はその土地によって異なります。
野菜の中でも、香りの良いごぼうの存在が大きいですが、ここでは Low fodmapで作るため、ごぼうは加えず、油が不可の方は 炒める工程を省いてください。
※ 冬野菜であるアブラナ科の野菜、白菜.ブロッコリーや 一年を通して摂れるキャベツ、価格高騰により手に入りにくい食生活になっているかもしれませんね。
冬には冬にとれる野菜を食すことで感染予防に繋がるなど、必要な栄養素が摂れます。
購入しやすい大根や人参で 冬に必要な栄養を摂れるよう、ぜひ作ってみてください。

(材料 4人前)
鶏肉 (モモ または ムネ) 250g
木綿豆腐 1/4丁
大根(中) 3cm
里芋(中) 1 個
人参(小) 1/3本
蒟蒻 50g
平茸 1/3株
和風だし 1パック(9g)
花鰹 5g
水 550ml
創味のつゆ 大さじ4
料理酒 大さじ3
みりん 大さじ1.1/2
醤油 小さじ1
塩 適量
ごま油 もしくは 油 適量
薬味ねぎ 適量 ※ お好みで
※ 食物繊維が苦手な場合は、蒟蒻を省いてください。
平茸も食物繊維が豊富ですが旨味になります。難しいようでしたら こちらも同様に。
※ 昆布が摂取可能であれば、材料を切る前の一番最初の工程で、細く切った昆布を水に浸しておくと、より美味しく作れます。昆布は整腸作用がありますし、日本人の体に合ってる食材です。
1. 写真のように 材料を小さめに切る。

火の通りにくい野菜は薄く。

2. フライパンにごま油を引いて、大根.人参.里芋.平茸.蒟蒻を2分ほど炒める。(油不可の場合は この工程を省く。)

3. 水.出汁パック.花鰹を加えて蓋をし、沸騰したら 弱火~中火で火が通るまで煮る(目安 およそ10分)。
出汁パックだけでなく 鰹節を足した方が、味も香りも栄養も上がる。

出汁パック.花鰹を取り出す。
※ 菜箸を鍋に入れて ゆっくり円を描くように回すと、固まった花鰹が菜箸にくっついて取れる。食べにくさを感じなければ、取り除かなくても構いません。
料理酒.みりん.豆腐.鶏肉を入れる。鶏肉はくっつきやすいので菜箸でほぐしながら、2〜3分 中火〜強火でアルコールを飛ばし加熱する。
※ 鶏肉を後半に入れるのは、柔らかく仕上げるため(特に胸肉)。最初に入れなくても、豆腐と鶏肉を同時に入れることにより水温が下がるので、鶏の出汁は抽出されやすくなります。
灰汁を取り除く。

仕上げに 創味のつゆ.醤油を入れて、
味が薄ければ軽く煮て水分を飛ばす、もしくは塩を足す。
味が濃ければ 水分が蒸発してしまっているので、少量の水を足す。

お好みで、薬味ねぎや柚子などを。
投稿「冬野菜・大根-1」「冬野菜・人参-1「海老人参炒め」」も参考にしてください。
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